最新号
第34号(2019年)
巻頭言
これからの日仏歴史学会(中野隆生)・・・・・・1
論文
La vie des religieuses dans les prieurés de Forest et de Grand-Bigard de l'abbaye d'Afflighem (XIIe - début de XIIIe siècle), par Michiko FUNAHASHI ・・・・・・・ 3
文書館事情
大佛次郎記念館のフランス関係収蔵資料について(安川篤子)・・・・・・・・ 22
研究大会報告概要
轟木広太郎/山中聡/工藤晶人 ・・・・・・・ 26
学会参加記
アンリ・ルソー教授連続講演会(剣持久木)・・・・・・・ 35
活動報告 ・・・・・・・ 38
バックナンバー
第33号(2018年)
若き学生たちのための歴史(中野隆生)
フランス革命期の植民地主義者―事例研究マルエとバルベ=マルボワ(西願広望)
シャイコブスキ問題―あるユダヤ系歴史家による史料盗難(清水領子)
ローマにおけるカトリック関連文書館 ―ヴァティカン機密文書館とイエズス会文書館を中心に―(山本妙子)
研究大会報告概要(図師宣忠/仲松優子/岡部造史)
フランスにおける公共史の実践 ―ブロワ歴史集会に参加して(剣持久木)
第32号(2017年)
日仏歴史学会の活動の若返りへ向けて(中野隆生)
神が二度裁くとき(藤田朋久)
都市パリの歴史―現代都市史家たちの挑戦か―(アニー・フルコー、中野隆生 / 岡田友和 訳)
ジャンヌ・ダルクとドイツにおける研究(ゲルト・クルマイヒ、加藤玄 / 空由佳子 訳)
総会講演概要(深沢克己「近世フランス宗教史上の諸問題―信仰と宗派のあいだ」)
セネガル国立文書館紹介(正木響)
第31号(2016年)
熊本地震から考えたこと(中野隆生)
功利主義の戦争文化とバレールの革命戦争論―世界史再考のために―(西願広望)
七月王政期の地方都市における歴史的記念物の保存 ―フランス南部考古学協会と中央政府の言動を通じて―(中山俊)
共和国は未完成―今日のフランスにおけるフランス革命―(ピエール・セルナ、増田都希 / 西願広望 訳)
研究大会報告概要(加藤玄/嶋中博章/川崎亜紀子)
アニー・フルコー氏連続講演会(神野峻至)
戦時のナショナリテをめぐる議論とアクチュアリザシオン―パリ同時多発テロ後のあるシンポジウムに参加して―(舘葉月)
第30号(2015年)
「グローバル化」のなかでフランス史研究に携わる(中野隆生)
啓蒙期フランスにおける博愛家たち ―ボルドーにおける博愛事業の設立と展開―(空由佳子)
ミラボー侯爵『人間の友―人口論』(1756)における社交性 sociabilité の概念 ―作法論と政治経済論の交差点としての自然法―(増田都希)
ブルターニュ地方4県の県文書館における実地調査(松嶌明男)
研究大会報告概要(鈴木道也/小山啓子/矢後和彦)
日仏国際コロック「中近世フランス・ラングドックの領域史」に参加して(向井 伸哉)
フランス革命史シンポジウム参加報告記(早川理穂)
第29号(2014年)
日仏歴史学会運営上の変更について(中野隆生)
ジャンセニスムと政治 ─聖体会をめぐって─(御園敬介)
「モデルニテ」はヨーロッパにおける新たな観念なのか ?(クリストフ・シャルル、上垣豊 訳)
総会講演概要(渡辺和行「フランス人民戦線と余暇の組織化」)
民族解放戦線側から見たアルジェリア戦争─アルジェリア国立公文書館所蔵 GPRA 文書─(藤井篤)
20世紀の都市と住宅 ヨーロッパと日本─歴史的アプローチと未来への展望─(岡田友和)
日欧比較中世文書ストラスブール研究集会(高橋一樹)
第28号(2013年)
いま日仏研究交流を考える(中野隆生)
1867年パリ万国博覧会における「日本」
(寺本敬子)
フランスカトリックによる植民地派遣軍支援についての一試論 : 19世紀末から20世紀初頭まで(西願広望)
記憶の略奪 : 第二次大戦中にナチの戦利品を経てソ連に渡った公文書(ソフィー・クーレ、剣持久木 訳)
研究大会報告概要(山田雅彦/山崎耕一/原聖)
第一次世界大戦の歴史と記憶 : 100周年を前にした地方自治体と博物館の動向を中心に(松沼美穂)
第27号(2012年)
グローバル化と世代交代(中野隆生)
19世紀フランスの公教育省歴史研究委員会と未刊行史料修正事業―「地方」と「中央」の関係に着目して―(清水祐美子)
1970年代フランスの「大転換」―コーポラティズム型社会から「市場社会」へ―(権上康男)
マレショーセから売官制を見る―全面的改組直後(1720〜30年)のマレショーセの官職と親任官職―(正本忍)
研究大会報告概要(藤田朋久/松沼美穂)
パリ研究集会参加記(山崎耕一)
国立美術史研究所(INHA)付属図書館の紹介―美術史学を支える中枢として―(袴田紘代)
アジア歴史資料センター、歴史資料デジタル化の一例として(平野宗明)
柴田三千雄さんの思い出(加藤晴康/相良匡俊/松浦義弘/安成英樹)
第26号(2011年)
東日本大震災と日仏歴史学会(中野隆生)
アンシァン・レジーム末期の偉人の称揚―ダンジヴィレの「奨励制作」偉人像と美術館の役割―(田中佳)
小規模都市の比較の試み―円座「伝統都市の比較史」参加記―(松本礼子)
散逸する史料と文書館間相互連携―ユダヤ関連史料を通してみる問題―(清水領)
ベルギー移民労働者の足跡をもとめて―ベルギーおよび北フランスの文書館紹介―(平野奈津恵)
遅塚忠躬さんの思い出(服部春彦/藤田苑子/佐々木真/小田中直樹)
第25号(2010年)
『日仏歴史学会会報』の充実に向けて(中野隆生)
アベラールとは誰か―西欧中世の史料論と知識人をめぐる二重の考察―(岡崎敦)
多数決による産婆の選択と王権による統治(長谷川まゆ帆)
都市の移民と文化―19世紀後半のパリにおける地方出身者の事例―(長井伸二)
ピエール・セルナ (Pierre Serna) 教授の講演会(山崎耕一)
パリから郊外へ―移転する学術機関:フランス外務省文書館を中心に―(舘葉月)
出版に関する歴史研究のために―現代出版資料研究所 (IMEC) の文書紹介―(中村督)
第24号(2009年)
日仏歴史学会研究大会をめぐって(中野隆生)
家臣制の象徴儀礼再考―フェストゥーカを手がかりとして―(加納修)
アンシャン・レジームにおける商人貴族論争の射程(森村敏己)
「農民自治」のゆくえ―エミール・ギヨマンと犬田卯―(槇原茂)
「騎士と武士」比較研究の試み―日仏中世史研究者による博物館を舞台とした学術交流―(高橋一樹)
フランス銀行と日本銀行 相互の考察―日仏交流150周年記念日仏中央銀行コロークについて―(権上康男)
第23号(2008年)
新たな運営体制と三つの提案(中野隆生)
Gérard Noiriel氏招聘講演会について(福井憲彦)
アーカイヴスと歴史研究―「前近代アーカイヴスの比較史」共同研究をめぐって―(岡崎敦)
日仏シンポジウム「1930年代の遺産と記憶―フランス人民戦線70周年と日仏比較―」参加記(南祐三)
日仏シンポジウム「植民地主義の過去、未来のための記憶」参加記(松沼美穂)
LRU法と大学封鎖(松尾佳代子)
第22号(2007年)
偉大な歴史家の逝去を悼む(福井憲彦)
特集 二宮宏之先生を偲ぶ
二宮さんとパリで暮らした一年間(遅塚忠躬)
「歴史研究の使徒」二宮宏之さんを偲ぶ(権上康男)
二宮宏之先生とフランス国制史研究会(宮崎揚弘)
二宮宏之先生の御訳業をめぐって(長谷川輝夫)
教師としての二宮先生(林田伸一)
2005年~2006年フランス在外研究報告(花田洋一郎)
歴史学と文学研究の対話―GRIHLの活動―(嶋中博章)
学士院図書館を訪ねて(佐々木真)
ソシアビリテと分節構造―研究会「伝統都市の比較史」に参加して―(竹下和亮)